蝶のたはむれ

花に戯れる夫婦の蝶

 紙で拵えた蝶を扇子の風で落ちないように扇ぐという曲芸的な芸を、江戸時代末期に柳川一蝶斎が独自の工夫を加え、一羽の蝶が伴侶と出会い、結ばれ、死して多くの子を残すというドラマに仕立てました。人生を語り、無常観を語る非常に奥深い芸となり、手妻の最高傑作として名を残すようになりました。

千羽胡蝶 花と蝶 滝流し